2022/11/15 15:02
メキシコ
ハリスコ州産
スパイダーウェブオブシディアン/黒曜石
オブジディアン/黒曜石は、火山性溶岩の急速な冷却により、
結晶化せずに生じた天然ガラスの一種です。
名称の由来は、発見者の「Obsius」にちなんで名づけられたと言われています。
又、黒く美しいことから「ブラックベルベット」の別名があります。
有史以前、旧石器時代から、物を切る道具、武器、仮面、宝飾など、
様々な用途に用いられ、又、断口が鋭いことから、
刀、短剣、矢じり等の形に作られ活用された他、
深遠な黒のクリスタルは魔よけ、
破邪のお守りにも活用されてきました。
マヤ文明、アステカ文明を代表する古代メキシコでは、
オブシディアン/黒曜石は翡翠と並び大変重要な宝石とされていました。
その背景には、古代メキシコにおける神話で、
世界の創造に立ち会った一柱に、「テスカトリポカ」という神がおり、
その名はナワトル語で直訳すると「煙立つ鏡」とし、同様に、
オブシディアン/黒曜石を意味していることが理由に挙げられます。
そして、そのテスカトリポカの頭と両足には「煙立つ鏡」が付いているとされます。
パワーストーンの言い伝えとして、
この石を持つと安心感が得られ、悪縁、悪しき習慣を断ち
ネガティブなエネルギーから身を守る等があります。