2022/09/21 16:21

ブラジル
バイーア州 カンポ・フォルモーゾ産
エメラルド


エメラルドは、ベリルの一種で、緑色を帯びた宝石として扱われています。
非常に永い歴史のある鉱物で、紀元前4000年から宝石として扱われており、
三大宝石、五大宝石、七大宝石、全てに含まれています。
名の由来は、サンスクリット語を語源に持ち、
古代フランス語でエスメラルドを経て、エメラルドとなりました。

エメラルドにまつわる伝承として、
絶世の美女といわれたクレオパトラを魅了し、
自分の名前をつけたエメラルドの鉱山を持つほど、
このエメラルドを大切にしていたようです。
そのような背景、又、希少性もあってか、
高貴な印象をもたれ、様々な言い伝え、逸話のある鉱物です。
又、紀元一世紀、ローマの学者プリニウスのまとめた「博物誌」には、
「この緑以上に緑のものはない」
「目の疲れや、ストレスを和らげ取り除いてくれる」と記載があります。

パワーストーンの言い伝えとして、
イライラした感情を鎮める。思考力を高める。
心身をパワーアップする等があります。
その色が、新緑の繁栄を連想させることからか、
5月の誕生石となっています。